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きままな日常、思いつき、毒舌、言いたい放題・・・PCネタ、ガンダムネタが楽しいです。

「重力ピエロ」@DVD [映画 movie]


重力ピエロ 特別版 [DVD]

重力ピエロ 特別版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD


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遺伝子研究をする兄・泉水と、自分がピカソの生まれ変わりだと思っている弟・春。そして、優しい父と美しい母。平穏に、そして陽気に過ごすこの家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった時、事件は始まる。謎の連続放火事件と、火事を予見するような謎の落書き(グラフィティアート)の出現。落書きと遺伝子暗号の奇妙なリンク。春を付け回す謎の美女と、突然街に帰ってきた男。すべての謎が解けたとき、24年前から今へと繋がる家族の"謎"が明らかになる―
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元の小説のほうを読んでいたので、気になってみてみました。

登場人物のセリフにある
「おれたちは最強の家族だ」
に込められている、ものすごく深い家族愛の裏には、暗い過去があり、重いテーマの作品。
少年犯罪、被害者家族のその後、放火等、起きている事件は一つ一つが重大なのですが、
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」
とうセリフに象徴されるようにさらっと進んでいきます。

個人的には、ジョーダンバットや春を追いかける夏子さん、「ラッシュライフ」の黒澤の登場がないなど細かい部分が中途半端。
(こういう細かい部分が伊坂作品ならではの面白さだ思っているので。)
また、小説ではうまく張られていた伏線も、秘密が明かされていく順番が小説とは異なりバラしちゃうの?という感じでいまいち。。。

全体的には楽しめましたが、小説ほどではありません。
伊坂作品では「アヒルと鴨のコインロッカー」の映画版の出来が非常に良く、が原作の面白さを損なっていなかったので、そういう意味では本作には物足りなさを感じてしまいます。

原作はこちら。

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫





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