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「楽園」:宮部みゆき [読書]

楽園 上 (1)

楽園 上 (1)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本


楽園 下

楽園 下

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本


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未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた「模倣犯」から9年。事件のショックから立ち直ることができぬまま、フリーライターをしていた前畑滋子のもとに1人の女性が現れる。12歳で事故死した息子が遺したノートに、彼の死後発覚した殺人事件の被害者が描かれているという。少年はなぜ、その絵を描くことができたのか。
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先週から読み出し、1週間ちょっとで読み終えました。

以下ネタバレ含みます。
ご注意ください。

あの「模倣犯」で活躍した、前畑滋子が主役で登場します。

前畑滋子のところに、ある絵を描いた子の親が尋ねてくるところから物語が始まっていきます。
その絵に描かれていたものは、時効を迎えた殺人事件の遺体が描かれた絵。
またその絵を描いた少年は事故で既に他界をしていたため、なぜその絵を描いたのか、どうやって描いたのか?

被害者の名前は、土井崎茜。
両親によって殺害され、16年間も家の下に埋められたまま、、、、家が火事になり、家事の後始末で地面を掘り起こされれば、いずれは明るみに出ると考え、両親は警察に出頭をします。
殺人の時効である15年を過ぎていたため、立件はされませんが、、、なぜ実の娘を殺さなければならなかったのか?

前畑滋子が、絵の調査の依頼を受け、絵の被害者がんぜ殺されなければならなかったのか?
どうやって、被害者の絵を描くことができたのか?
の謎に迫っていきます。

上下巻に分かれていますが、上巻は、下巻への布石というカンジで、
下巻になってからは、観察力、心理描写のうまさに引き込まれ、
一気に読み上げてしまいました。

所々、「模倣犯」に登場する人物が登場するので、どういう人なのか?
を知る上で「模倣犯」が未読であれば、
「模倣犯」で前畑滋子が、関わった事件はどんな事件で、どういう役割で登場していたのか?
予備知識としてあったほうが、「楽園」をより楽しめるでしょう。





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コメント 2

こんにちは^^
「模倣犯」の登場人物が登場するのですね~
相馬さんは出るのかな~気になります@@
やっぱり読みたくなってきました☆
by (2007-10-12 12:47) 

じゅぴたー

Bettyサン
「模倣犯」の登場人物は出てきますが、それほど期待しないほうがいいと思います。
物語の前半と後半で目的が変わってきたり、してますし。。。
それでも結構楽しめました。
by じゅぴたー (2007-10-12 21:55) 

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