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私が彼を殺した/東野圭吾 [読書]

私が彼を殺した

私が彼を殺した

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫


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婚約中の男性の自宅に突然現れた1人の女性。
男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。
男は自分との関わりを隠そうとする。
醜い愛憎の果て、殺人は起こった。
容疑者は3人。
事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。
加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。
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本作品の前に読んだ、「どちらかが彼女を殺した」と同様、
作品中に犯人の名前が明示的に示されません。
本文中に書かれた手がかりを元に犯人が誰なのか?
を考える必要があります。
今度は容疑者3人です。

以下ネタバレ

・被害者:穂高誠
・容疑者:神林貴弘、駿河直之、雪笹香織
・被害者の婚約者:神林美和子
・被害者の元恋人:浪岡準子(自殺)

事件の鍵は、毒薬入りカプセルの数。
元々の鼻炎カプセルは12錠入り、
このカプセルを自殺した浪岡準子が毒薬に詰め替え、
元恋人の穂高誠になんらかの方法で飲ませ、
自らも服毒し心中を試みたようだが、穂高誠に毒入りのカプセルを飲ませることはできず、
浪岡準子のみ死亡したのだが、浪岡準子の作った毒入りカプセルを何者かが使い穂高誠を殺害した。
誰が、穂高誠を殺害したのか?

○毒入りカプセルの数
・浪岡準子の部屋から6錠発見されている。内1錠は、分解されていた。
・1錠は、浪岡準子が服用。計7錠。
・1錠は、雪笹香織が浪岡準子の部屋から盗んだ。計8錠。
が、 彼女は結局使用していない。加賀刑事へ渡している。
・1錠は、駿河直之が浪岡準子の部屋から盗んだ。計9錠。
これを神林貴弘を脅迫し仕込むように指示したが、結局失敗したようだ。
・2錠は、穂高誠の部屋のピルケースに浪岡準子が仕込んだ。計11錠。
この2錠は、神林貴弘が拾ったと思われる。
1錠は、加賀刑事の言った「殺しがあった」から猫にチーズ蒲鉾と一緒に食べさせた可能性が高い。
もう1錠は、、、使われていないと思われる。
・穂高誠に殺害に使われた。1錠。計12錠
殺害に使われたこの1錠はどこから・・・浪岡準子の部屋からと思われる。
雪笹香織が部屋から出る時に、ビンの中のカプセルは6錠だったはずなのに、
警察が発見した時には、ピンの中に5錠、分解されていた1錠で計6錠となっていた。
雪笹香織以外にもう1錠持ち出せたのは、駿河直之の可能性が高い。

○誰がいつ毒入りカプセルを使ったのか?
・駿河直之が怪しい、一度ポケットに入れてからボーイにピルケースを渡しているのだが、
なぜポケットに入れたのか?
雪笹香織の2段構えという説があったが、まさにこれに該当するのではないかと考える。
なぜなら、神林貴弘が脅迫に屈しなかった場合に備え、
穂高誠が使っていたピルケースと同型のものに毒入りカプセルをセットしたものを用意しておき、
ポケットに一度いれて、すり替える。
という手段が取れると推定したからだ。
同型のピルケースは、穂高誠が前の奥さんとペアで買っている。
これを入手できそうな人物は、やはり駿河直之だ。
浪岡準子の仇をとるという動機も十分にある。

あまり自信がないので、
犯人違うんじゃない?
とか、
xxがxxというタイミングで仕掛けたのでは、
など他の推理をお持ちの方いらっしゃいましたら、
ぜひともコメントください。


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