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百鬼夜行-陰/京極夏彦 [読書]

百鬼夜行―陰

百鬼夜行―陰

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/07
  • メディア: 新書


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揺るぎ無いはずの「日常」が乱れる時、人の心の奥に潜む「闇」と直面する。精神の内からわき出る「妖怪」という名の怪異。他人の視線を以上に畏れる者。煙に格別の執着心を持つ火消し。笑うことができない峻厳なる女教師。海に強い嫌悪感を抱く私小説家。人が出会う「恐怖」の形を多様に描き出す十の怪異譚。
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京極堂シリーズの短編サイドストーリー集です。
それぞれの作品に登場する脇役たちには、事件にかかわるまでどのような過去があったのかがわかる。
「鉄鼠の檻」に登場する覚丹、「絡新婦の理」の杉浦隆夫、山本純子、「塗仏の宴」の岩川真司
、ほぼ全編に登場する関口巽などなど、10話が収められています。

難点は、京極堂シリーズの本編を読んでからでないと、わかりにくいかも、、、というよりは、深く楽しめない。
たとえば、杉浦隆夫は、「魍魎の匣」、「絡新婦の理」の2冊は読んでいないと、本人だけでなく本作に登場する人物が何者なのかがわからない。
京極堂シリーズ本編のおまけとして読むのがよいとおもう。


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コメント 2

ゲストキャラによる外伝という扱いですからしょうがないですね。
私は登場人物が思い出せない時は原典にもどって読み直したりしました。
by (2006-12-01 22:35) 

じゅぴたー

Kanadeさん
読み始めは、これどのストーリーに登場したっけかな?
となかなか思い出せない人物がいたりしましたが、これはこれで楽しめました。
ちなみに今、「百器徒然袋」を読んでいるところです。
nice!ありがとうございました。
by じゅぴたー (2006-12-01 22:44) 

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