使命と魂のリミット/東野圭吾

使命と魂のリミット

• 作者: 東野 圭吾
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 2006/12/06
• メディア: 単行本

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心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。あの日、手術室で何があったのか? 今日、何が起きるのか? 心の限界に挑む医学サスペンス。
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本作が発売されたのを知って、すぐに書店で購入。
ハードカバーは高いから、ゆっくり読もう、もったいないからゆっくり読もうと思っていたのですが、やはり読み出すと先が気になってダメですね。一気に読んでしまいました。。。

主人公が研修医であるせいか、医療の過酷な現場が書かれている。
また、患者の視点、患者の家族の視点、大学病院という大きな組織、医療ミスとは、など医療がテーマの作品です。
一方の登場人物からの視点と、もう一方別人物からの視点から書かれ、それぞれ進行し、どう接点を持つのか？前半はわからなかったのが、中盤を過ぎたあたりからなんとなく想像通りな展開となるのだが、それぞれの登場人物の心理描写がうまく、引っ張り込まれました。

作品中には、タイトルにも使われている「使命」という言葉が何度か登場します。
医師は医師としても使命（役割）を果たす、など登場人物それぞれに役割を強く持たせる意味でも効果的で、読みやすさの1つかもしれません。
特定の部分だけなのかもしれませんが、病院内の描写、専門用語などが多く出てきて、作品を書き上げるまでには相当の苦労があったのではないかとも思いました。

コメント 2

こんにちは＾＾
医療物好きなのですよ～
ハードカバーですか・・・・
宮部さんのハードカバーもケチって未購入の私・・・
じゅぴたーさんにレンタル希望しますｗ
「もちもちの木」も食べたいな～♪
by (2006-12-11 12:12) 

Bettyさん
こんばんわ。
医療モノ好きでしたら、オススメの作品ですね。
レンタルできれば、しましょうか？（笑）
すでに数名の人に「貸して」と予約が入っていますが。。。
ハードカバーはなかなか手を出しにくいんですよね、値段的な面で。
でも、装丁いいし、使っている紙いいし、ちょうど京極作品を1作読み終えて、読み易いのが欲しいと思ったところで発売だったので、勢いで買ってしまいました。

「もちもちの木」は魚系が強いので、好きな人と、そうでない人と好みが分かれる味です。
魚系好きなら、これもオススメですね。
本店にいけるようなら、カップメンで再現された「中華そば」より「つけ麺」がウマイです。つけ汁に三つ葉、柚子が入っていて香りがよく美味しいんです。
by じゅぴたー (2006-12-11 23:03)