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きままな日常、思いつき、毒舌、言いたい放題・・・PCネタ、ガンダムネタが楽しいです。

夜明けの街で/東野圭吾 [読書]

夜明けの街で

夜明けの街で

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本


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渡部の働く会社に、派遣社員の仲西秋葉がやって来たのは、去年のお盆休み明けだった。僕の目には若く見えたが、彼女は31歳だった。その後、僕らの距離は急速に縮まり、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。
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いやー4日で読んでしまいました。
読む人によって、読後の感想が違うのではないでしょうか。
主人公:渡部が不倫し、ストーリーが展開していくのですが、
主人公のように、妻+子供がいてという人が読むと楽しめるのではないでしょうか。
独身の方だと、家庭を持つこと、家族への責任みたいな部分が理解できないと思うので、違った視点になるかと思います。

私自身、主人公と同じように妻+子供ありでしたので、不倫はダメだって!、絶対バレる!
と思いながら読み進め、ダメなことを続ける主人公に対して、イライラさせられ引き込まれます。
最近思うのですが、このイライラがポイントですね。
イライラ来た時点既に取り込まれているのかと。
先が気になるんです。
このまま不倫を続けていくのか?
バレるのか?
どう言い訳するのか?
バレたらどうするのか?
いろいろ気になって、どんどん読んでしまいました。

中盤を過ぎた辺りから、不倫相手である仲西秋葉が関係したある事件について触れていきます。
どんな事件だったのか?
どう関わったのか?
事件の真相は?

最後に全てが明らかになりますが(当然の話ですが)、私が考えていたものとは違っていました。
さすが、東野さんですね。
今後も期待したいと思います。
今は、PAPYRUSで連載されている「プラチナデータ」が2ヶ月に1度の楽しみです。

本編終了後に「新谷君の話」があります。
ショートストーリーですが、こっちのほうが、ドロドロしてて楽しめました。

念のため、これから読まれる方は、加賀刑事が登場するような作品ではありませんので、その辺は期待されないほうがよいかと思います。


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コメント 5

けやき

イライラとかドキドキは「麻薬」ですよね(笑)
他が手につかなくなりますからw
by けやき (2007-07-19 10:23) 

こんにちは^^
ふむふむ・・東野さんまた上手にイライラさせて引き込ませているのですねw
不倫ですか~どんなドラマが展開してるのかとても気になります
いずれ手にとって読んでみます^^

これを読んだらまた一つ作者:東野が理解できるかも・・・(謎
by (2007-07-19 10:34) 

じゅぴたー

けやきサン
最近特に思うんです、イライラ(もちろんストーリー中の人物に対して)させられる作品は、そう思っている時点で、ヤラれていると。
同じく東野圭吾作品の「赤い指」で、同じようにイライラさせられ、取り込まれていました。


Bettyサン
読者によって意見が分かれるところかもしれませんが、不倫って深いかもと思ってしまいました。
この作品は、ある事件についてあれこれ考えてみるとより楽しめると思います。
なぜそうなったのか?というところを。
次作も期待してしまいます。
by じゅぴたー (2007-07-19 21:30) 

こんばんは。
本屋に行くたびに気になっている本です。不倫がテーマとは今までの東野作品とはちょっと作風が違うのでしょうか。
それでも最後には予想外の展開が待っているんですか。次本屋に行ったときは買っているかもしれませんw
by (2007-07-19 23:30) 

じゅぴたー

やすサン
前半は、不倫なのですが、中盤を過ぎてからが面白くなります。
予想外というほどの展開ではありませんが、
どんな事実があったのか?
が気になりだして、真相を早く知りたくなり、一気に読んでしまいました。
by じゅぴたー (2007-07-20 19:21) 

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