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きままな日常、思いつき、毒舌、言いたい放題・・・PCネタ、ガンダムネタが楽しいです。

「新参者」:東野圭吾 読了 [読書]

「新参者」読み終わりました。

新参者

新参者

  • 作者: 東野圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/18
  • メディア: 単行本


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日本橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。「どうして、あんなにいい人が…」周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。
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加賀恭一郎シリーズです。
本作は、加賀刑事ならではの推理力で巧妙なトリック、動機を探るというものとはちょっと違います。
被害者はどういう人だったのか?なぜこの街に移り住んできたのか?被害者がなくなるまでの行動や思いを加賀刑事が解き明かしてくれます。
その展開は、加賀刑事らしく、鋭い観察力から気にも留めないようなことから、糸口をつかみ、事件の真相に迫るのですが、ただ事件を解決すればいいということではなく、関わった人にとって最良の接し方、納得のいく説明、人との距離感、気遣いと優しさ、人間臭さを感じます。
最後に全てが順序良く事件の概要が説明されますが、改めて本作のテーマは人情ではないかと思いました。
やや出来すぎな感もありますが、読んでよかったと思える作品です。




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コメント 2

Betty

この新刊チラチラと好評価を目にします^^
小伝馬町など、私の好きな下町が舞台のようですね~☆
加賀恭一郎シリーズは読みたいと思っているのですが、まだ未読が多いです;;
by Betty (2009-10-02 13:54) 

じゅぴたー

Bettyサン
加賀恭一郎シリーズいいですよ!
「どちらかが彼女を殺した」、「私が彼を殺した」の2作は犯人を読者自身が考える必要があるので、オススメです。
by じゅぴたー (2009-10-02 17:54) 

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