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きままな日常、思いつき、毒舌、言いたい放題・・・PCネタ、ガンダムネタが楽しいです。

「ダークゾーン」: 貴志祐介 読了 [読書]

ちょっと前に読み終わった本「ダークゾーン」。

ダークゾーン

ダークゾーン

  • 作者: 貴志祐介
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2011/02/11
  • メディア: 単行本


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「覚えてないの? ここ、端島じゃない。こんな場所、ほかにないもの」 その名前に触発されて、いくつかの情景が意識に現れようとした。しかし、その映像はぐにゃりと歪み、闇の中に溶け去ってしまう。まるで、この島に関する記憶は、絶対に思い出してはいけない禁忌であるかのように。 「そうか……そうだった。俺も、たしかに、ここへ来たことがある」 長崎市の沖合にある、遺棄された海底炭坑の島──端島。コンクリートの護岸に囲まれて、建物が密集した独特の外観から、軍艦島という通称で知られている。だが、何のために、こんな島へ来たのかは、思い出せない。まして、なぜ、ここで戦わされているのかは、見当もつかなかった。
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独特の世界で始まります。
自分と自分を取り巻く友人、知り合いなどの関係者が、なぜかモンスターになり、将棋のようなルールで生死をかけた戦いをする。
その世界観は、細かいところまで考え抜かれている。
その成果、戦術などについても良く書かれている、定石のようなものはないのか?相手はどんな戦術でくるのか?と。
「新世界より」でも感じたのだけど、貴志 祐介作品は、本作のような現実ではありえないような設定でも非常に楽しめる。
「黒い家」のように現実にありそうな作品は、あれはあれで怖いのだが。




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