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「呼人」:野沢 尚 読了 [読書]


呼人 (講談社文庫)

呼人 (講談社文庫)

  • 作者: 野沢 尚
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 文庫


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少年は12歳にして「永遠の命」に閉じ込められた!?僕はなぜ大人にならないのだろう。心も躰も成長を止め、純粋な子供のまま生きていくことは果たして幸せなのだろうか。出生の秘密を自ら探る呼人が辿り着いた驚くべき真実とは。
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今まで読んだ、野沢 尚作品(「リミット」、「魔笛」、「破線のマリス」、「砦なき者」)とはちょっと毛色が違うように感じました。

以下ネタバレ含みます。
12歳で成長が止まってしまった少年「呼人」の物語というだけでも異色な感じです。
成長が止まってしまった呼人は、12歳の体のまま進学し、社会へ出ていくのだけど、体と心のギャップに悩まされる。
親友たちとの再会、自分の出生の秘密を通じて、人の生と死について考えさせられる。
呼人は、成長は止まったが、その命は永遠なのだ。
命が永遠が故、周囲の人間は、老い、死んで行く。
いつまで、どれだけの死を見届ければいいのか?なぜ呼人は永遠の命を授かったのか?永遠の命は幸せなことなのか?
主人公の葛藤などがうまく表現され、楽しめました。

次は、先日購入した「聖女の救済」を読みます。






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