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きままな日常、思いつき、毒舌、言いたい放題・・・PCネタ、ガンダムネタが楽しいです。

「下町ロケット」 読了 [読書]

昨年直木賞を受賞した「下町ロケット」読み終わりました。
年末には読み終わっていたのですが、ブログにアップするタイミングを逃していて、今頃になりました。

下町ロケット

下町ロケット

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/11/24
  • メディア: 単行本


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「その特許がなければロケットは飛ばない――。
大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!
かつて研究者としてロケット開発に携わっていた佃航平は、打ち上げ失敗の責任を取って研究者の道を辞し、いまは親の跡を継いで従業員200人の小さな会社、佃製作所を経営していた。
下請けいじめ、資金繰り難――。
ご多分に洩れず中小企業の悲哀を味わいつつも、日々奮闘している佃のもとに、ある日一通の訴状が届く。
相手は、容赦無い法廷戦略を駆使し、ライバル企業を叩き潰すことで知られるナカシマ工業だ。
否応なく法廷闘争に巻き込まれる佃製作所は、社会的信用を失い、会社存亡に危機に立たされる。
そんな中、佃製作所が取得した特許技術が、日本を代表する大企業、帝国重工に大きな衝撃を与えていた――。
会社は小さくても技術は負けない――。
モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの矜恃と卑劣な企業戦略の息詰まるガチンコ勝負。
さらに日本を代表する大企業との特許技術(知財)を巡る駆け引きの中で、佃が見出したものは――?
夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。」
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非常に楽しめました。
作品紹介から読み取れるのは、
知財(特許)をめぐる中小企業vs大手企業というような感じですが、
中身は、中小企業とかに関係ないプライドの戦いであり、働くとはどういうことなのか?を改めて考えさせられ、熱いものを感じました。
特にR&D(研究開発)の人に読んでほしいなぁ内容だと。

知財(特許)の部分については、実際にはほかの手段もあるのかなぁと。
「うちの特許を侵害しているから賠償金を払え」と行く前に、
同業者であれば、お互いがそれなりの特許を保有しているケースが多いと思うので、
余程、特許の質の差がなければ、和解金払って終わりではなくクロスライセンス契約なども視野に入ってこないのかなぁと感じました。




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